三方よし

三方よし「三方よし」は、近江商人のポリシー。商売の結果、[売手,買手,世間] の三方が喜んでもらえる経営を目指す。日本のCSRを語るとき、「三方よし」は、石田梅岩とならび、頻繁に言及される。「三方よし」の原典は、宝暦四(1754)年の中村治兵衛宗岸の書置と言われている。この置書には,社会的コストや持続可能性の概念はない。他国行商を本務とした近江商人が,他国で排斥を受けることなく,歓迎されつつ商売を行うためのノウハウを家訓として書き残したものである。