外部不経済 External Diseconomy

経済的主体が、外部の環境にマイナスの利益を与えているにも関わらず、そのツケを第三者に押付け転嫁することが、外部不経済ある漁業者がいて、漁場のそばに工場が建設された場合を例に挙げる。漁業者は工場の廃液により1000万円の被害をこうむり、工場が廃液を浄化する設備は500万円とする。経済全体としては、設備を設置したほうが利益が上がるが,工場としては,設備を設置しないほうが、低コストで商品を生産でき,経済性があがる。しかし,経済全体の効率性は損なわれた状況である。「社会的費用」という言葉も、ほぼ同じ意味に使われる。